ガダラの豚〈1〉 (集英社文庫) 価格: 510円 レビュー評価:5.0 レビュー数:30 新聞の「明るい悩み相談室」、ラジオの「月光通信」から入ったので、らもさんのイメージはお笑いで固定していました。しかしいろんなところで「だまされたと思って読め」とあったので読了。 いや、これはすごい作品。作者の知名度を差し引いても、極上の冒険小説。 アフリカ奥地を舞台にして「なんでもあり」としてしまい、実に個性的で魅力的な登場人物(たとえそれが敵であっても)満載で、ハラハラドキドキの予想もつかないストーリー。 読後感はすばらしく、超満足の作品でした。 もっとこんなのを読みたかったです。合掌。 |
ガダラの豚〈2〉 (集英社文庫) 価格: 590円 レビュー評価:5.0 レビュー数:9 文句なしに面白い、3巻組の長編ミステリー。 参考文献はたっぷり42冊。 そのエッセンスを 著者が紡ぐことで、ここまで面白い作品となった。 第1巻 日本。マジックと超能力、そして宗教。 第2巻 ケニア。広大な大地と呪術、真の敵現る。 第3巻 日本。繰り広げられる果てしない戦い。 舞台を日本からケニヤに移し、物語は進んでいく。 前巻に引き続き、その見事なまでのリアルな描写が、 読者も共にアフリカの大地を踏みしめているかの ような錯覚を覚えさせる。 |
ガダラの豚〈3〉 (集英社文庫) 価格: 530円 レビュー評価:4.0 レビュー数:12 このガダラの豚という作品。 作者中島らも氏の想像力と知識、そして面白い人間描写によって、 あっという間に1、2巻を読み終えてしまった。 そこには、日本人の知らないアフリカの現状やカルチャーショックなど "リアル"を突きつけられる面白さがあった。 しかしこの最終章ではどうだろう。 悪く簡潔に言うならば、「展開させすぎてラストでうまく回収できなかった」ように見える。 とくに終盤は、(面白いのは面白いのだが、)あまりにもお粗末な終わらせ方ではないだろうか。 < |
ガダラの豚 価格: 2,039円 レビュー評価:5.0 レビュー数:6 私がこの本を読んだときはちょうど「リング」や「螺旋」といった ホラーが流行っていて、巷では大騒ぎでしたが、 残念ながら私は「リング」も「螺旋」も全く怖くなく、 映像化されてようやく「怖い」と思いました。 が、この本は読んでてめっちゃ怖かったです。 何度も後ろを振り返りました。 分厚いですが 文章の力がすごいのでドンドン読み進めることが出来ますよ。 私が今まで読んだ本の中で一番怖かった本かもしれません。 |
日本推理作家協会賞受賞作全集 75 (75) (双葉文庫 な 12-18) 価格: 900円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 いやぁ、面白かった。新興宗教から超能力、アフリカの呪術、さらには日本の古い呪いまで、出てきて、途中はスプラッターホラー並みに人が死んで、ハチャメチャなんだけど、最後はすっきりした読後感。 彼の小説って初めて読んだけど、なかなかの才能の持ち主なんだってことに気付かされた。まぁ、この本は題材が自分好みなんだけど... なぜかこういうマジカルな話に惹かれる。古川日出男の『アラビアの夜の種族』みたいなの、好きなんだ。 この世界が、自分が見ているものとは違ったものであること。同じ世界も違ったように見えることって言い換えた方が |
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ガダラの豚―Psychic mystery adventure (3) (Action comics) 価格: 560円 レビュー評価:1.0 レビュー数:1 あの素晴らしい原作をよくぞこんなクソ漫画にできたものだ。中島らもさんが 読んだら泣くぞ。ドラゴンボールのような超人バトルに堕してしまう展開に は開いた口がふさがらない。漫画は未完のまま 終了したが、原作からはか け離れた収拾がつかない展開になっていたので、再開されることはないだろう。 |
日本推理作家協会賞受賞作全集 74 (74) (双葉文庫 な 12-17) 価格: 900円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 日本推理作家協会賞受賞作。評判は聞いたけど、初めて読んだが面白い。 テレビ局の内幕、新興宗教、そしてアフリカの呪術といった道具立てもそうなんだけど、とにかく文体がいい。ユーモアを交えながらも、とっても展開も早く飽きさせない。才能豊かな作家だったんだなぁ。読まずに損した気分。 早く下巻も読もう。 |
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ガダラの豚―Psychic mystery adventure (1) (Action comics) 価格: 560円 レビュー評価:4.0 レビュー数:2 この巻は 原作をうまく漫画にまとめていて悪くない。しかし後の巻になってくるとどうなるか・・・他の巻にもレビューを書いたので参考にしてくれ。 |